有名な広告詐欺ゲー「ガーデンスケイプ」をやってみたら意外と面白かった件
はい、どーもこんにちは!記事の入稿ミスってGoogleに無視され続けた男、こーすけです!
突然ですが皆さんこんな感じの広告見たことありません?
9割の人は「あー、あのうざいやつね」と思ったことでしょう。
かくいう僕もそのうちの1人です。
少女を放置プレイして育てるという某美少女育成ゲームの広告でさえ嫌悪感を覚える僕が、ただのおじさんが「ヒエェぇ」とか言ってる広告に嫌悪感を覚えないでいることが出来るでしょうか、いや出来ない。
ただ僕は昔から両親に「やってみなさい。やらずに好き嫌い言ってはいけません。」と口すっぱく言われてきました。
その結果、嫌だ嫌だと思っていたトマトを食べてみてもっと嫌いになりました。
そんな両親の教えを守るべく、僕はAppStoreで「ガーデンスケイプ」と検索し始めました。
ガーデンスケイプとは
さて、ここでガーデンスケイプについておさらいしておきましょう。
早くゲーム内容見せろ、という方は「実際にプレーしてみた」まで飛ばしてください。
ガーデンスケイプはアイルランドに本社を置くロシアの企業Playrixという会社が提供しているゲームで、スマホアプリだけかと思いきや、最初はニンテンドー3DSのソフトGardenscapes つくろう!大庭園として発売しており、スマホアプリ化したのはその後のようです。
Playrixは他にもFishdom(フィッシュダム)やHomescapes(ホームスケイプ)という類似のゲームも開発、提供しており、漏れなく一度は見たことある広告詐欺ゲーのクラスメイトたちです。
ちなみにゲーム性はほぼ、というか全く一緒です。その昔エロ本を隠すために表紙のカバーを別の本のカバーにすげ替えて読んでいたあの頃と一緒です。表紙を変えただけで中身は一緒なのです。
ガーデンスケイプの話に戻ると、「マッチ3ゲーム(3つ以上の連続した要素を作って要素を消すパズルゲーム)」というジャンルの中で、メタ要素(ゲームの外で行われる駆け引き)を持たせた新ジャンルのゲームとしてヒットしました。
2021年6月現在で全世界1億DL以上という驚異的なヒットを飛ばしており、Playrixの創業者のバッカーマン兄弟は世界長者番付に名を連ねるほどになっています。
メインストーリーとしては、大叔父から莫大な遺産を相続したプレイヤーが荒廃した庭園をきれいにしていくというもの。庭園をきれいにするための資金はパズルゲームをクリアして貯めていくという流れになります。
広告詐欺ゲーってホント?
AppStoreで検索してみると思いの外レビュー評価高いです。
実際に投稿されているレビューの内容の一部を抜粋してみるとこんな感じです。
うーん、広告と内容が違うという声がちらほら見られますね。
ということはこの星の数はサクラなのか...?
だからといって全世界で1億以上もダウンロードされるのだろうか...?
色々な疑問が頭を駆け巡り一旦ガーデンスケイプの主人公的なおじさんをまじまじと眺めてみた。
このおじさんは本当に1億のおじさんなんだろうか。確かに蝶ネクタイは似合ってるしナイスミドルな感じもするが、イケメンでもなければ、マッチョでもない。とても1億の男には見えない。
クロコダイルを倒したルフィがちょうど1億の男になったがそのルフィとタメはるだけの男なのか。ゴムゴムのピストルどころかウソップ輪ゴームでやられてしまいそうな、吹けば飛びそうなこのおじさんにそんな魅力があるのか。
この時の僕はそんなことを考えていました。
前置きが長くなりましたが、広告詐欺ゲーがホント?という質問の回答に対して言えるのは嘘は言ってないです。
では実際のプレー内容をご覧ください。
実際にプレーしてみた
インストール後、アプリを起動します。
ホーム画面のプレイボタンをタップ!
すると何やらムービーが流れ始めました。
なるほど、このおじさんが執事のオースティンのようです。
ムービーが終了すると何やらオースティンが話しかけてきます。
「そうだ、私が新しいご主人様だ、こーすけ様と呼びなさい」などと思いつつ、そのまま進めていくとパズルゲームが始まります。
基本的には同じ種類のピースが3つ以上連続になるようにピースを移動させます。4つ以上連続すると爆竹に変化したり、5つ以上だと爆弾に変化したりします。
爆竹や爆弾は、周囲のピースを破壊するなどの強力な効果を持っており、ゲームを進めていく上ではこれらをどう活用するかがゲームをクリアできるかどうかのポイントになってきます。ピースを動かせる回数はステージごとに決まっており、その手数以内に目的のピースを指定個数集めないと失敗になります。
ゲームをクリアするとドヤ顔したオースティンの拍手と星がもらえます。
無事最初のステージをクリアするとオースティンが何やら進言してきました。
オースティンが褒めてくれました。悪い気はしませんね。
そのままゲームを進めていると
レベルをクリアしたのでミニゲームができるとのことらしいです。
ミニゲームとは...?
こ、これは...!?
あの広告で見たやつでは...!?!?!?
出来ないものだと思っていたのでこれは予想外の衝撃でした。
早速やってみます。
いや簡単すぎやろ!
というか夢の謎てなんや、これが謎ならコナンいらん、光彦で十分や
ミニゲームとはいえ本編のパズルゲームより難易度が格段に低いです。
午前中には起きようという目標くらい難易度が低いです。
レベルをあげていくとミニゲームの難易度も上がっていくのかと思い、ゲームを進めてみました。
いや簡単すぎやろ!(2回目)
レベルあげても難易度は変わりませんでした。ミニゲームは大体10レベル前後に1回くらいの頻度で出てきます。
アプリのレビューコメントを見ているとレベルが高くなるとミニゲームはほとんど出現しなくなるらしいです。
ミニゲーム以外はひたすらパズルゲームを解いて星をゲットし、庭園をきれいにしていくという流れです。
検証結果
そんなこんなで気づけば6時間くらい経っており、レベルも70になってました。
ふと我に返って落ち着いて考えてみると
え、普通におもろいやん
と思いました。
パズルゲームのルール自体は単純なものですが、難易度が上がってくると闇雲にピースを動かしているとクリア出来なくなってきます。
イメージはナンプレやクロスワードパズルのような感じで、作業自体は単純ですが奥が深いというか様々なケースによってどうすべきかが変わるので飽きないような仕組みになっています。
そう思うとオースティンが急に輝いているような気がしてきました。
1億の男、オースティン。
彼との日々はまだ始まったばかりです。
ちなみに僕より奥さんの方がどハマりして今も目の前でひたすらオースティンと戯れています。
※ 2021/06/15更新
去年の10月にイギリスでは広告基準協会がガーデンスケイプなど広告と実際の内容が違うゲームに対して広告の表示を禁止したようです。