カタン春の麦祭り カタン好き3人でプレイした様子をレポート
こんにちは、まいまい
です!
今回はボードゲームの王様とも言われ、熱狂的なファンも多い『カタンの開拓者たち』、通称カタンについて、カタン上達のため修行中の私が実際プレイしたレポートをお届けします!
Contents
- ボードゲームの王様『カタン』
- カタンの面白さ
- 【いざ実戦】麦祭り3人対戦の様子をお届け!
- 遊び方
- 初期配置
- ゲームスタート
- デッドヒート
- 結果発表
- 振り返り
ボードゲームの王様『カタン』
カタンは1995年にドイツで発売されたボードゲームです。
「ドミニオン」「カルカソンヌ」とともに世界三大ボードゲームと称され、2000万個以上の販売数を誇るカタンは、日本カタン協会なる団体が存在したり、世界大会が開かれるほど有名な作品です。
近年では「宇宙版カタン」や「海カタン」と呼ばれるシリーズや、より多くの人数でプレーできる拡張版などが発売されています。
ちなみにオンラインやアプリでもカタンをプレーすることができるのですが、相手の手札を横目で確認するドキドキ感や、カタンの醍醐味である交渉で駆け引きして盛り上がる楽しさは、対面プレーならではの面白さではないでしょうか。
カタンの面白さ
これほどまでに人気の理由は何なのでしょうか?
それはその奥深さにあるのではないでしょか。
「カタンってどんなゲーム?」という問いに対して、「戦略ゲーム」と答える人もいれば、「交渉ゲーム」「陣取りゲーム」「運ゲー」などなどさまざまな解釈がなされています。
他にも、
- 初心者でも結構活躍できる・毎回ゲーム展開が異なるので必勝法がない
- 他プレイヤーの順番でも交渉したりと待ち時間がない
などなど、様々な側面を持つカタンだからこそ、はまってしまう人が続出するのですね(筆者もその一人)。
【いざ実戦】麦祭り3人対戦の様子をお届け!
今回は、カタン仲間との3人プレーの様子をレポートします!
遊び方
カタンのルールをざっくりおさらいします。
(知ってるよ!って方はこちらから本編です)
まず盤に地形タイルをランダムで配置し、「数値トークン」を各タイル上に置きます。
各プレーヤーはいずれかのタイルの頂点に2つの開拓地コマと、開拓地コマにつき1本の街道を引きます。
ゲームは中は1人ずつさいころを振って、出た目の合計と同じ数の数値トークンが置かれたタイルに対応する資源カードが貰えます。資源カードは、木、土、麦、羊、鉄の5種類。
そのタイルの頂点に置かれた開拓地1コマにつき1枚、都市1コマにつき1枚のカードが手に入ります。
また、ターン中は任意で以下の追加アクションが行えます。
- 手持ちの資源カードを使って開拓を進める
- 他プレイヤーと交渉を行い、資源カードを交換する(どのような条件でも交渉可)
- 同種類の資源カード複数枚を、銀行や港でほしい資源カードと交換できる。ただし必要な枚数は交換場によって異なる。
開拓の種類と、それぞれに必要となる資源カードは以下の通り。
- 街道建設(木×1、土×1)
- 開拓地の設置(木×1、土×1、麦×1、羊×1)
- 開拓地を都市化する(麦×2、鉄×3)
- 「発展」で発展カードを引く(麦×1、羊×1、鉄×1)
ゲームは誰かが10ポイントを取った時点で、そのプレイヤーを勝者として終了します。
点数配分は以下の通り。
- 開拓地:1か所につき1p
- 都市:1か所につき2p
- ポイントカード(発展カードに含まれる):1p
- 最大騎士力(発展で騎士のカードを3枚集めたら貰える):2p
- 最長交易路(最も長く街道を繋げたら貰える):2p
初期配置
今回の地形はこんな感じです。麦祭りになりそうな予感ですね!
数字も各資源場もばらけていて、開拓し甲斐がありそうです。
さて、早速陣取りです。(今回、空地タイルと数値トークンはランダムな配置でプレーしています)
ちなみに青が私
。
「8と6の隣に置くのが強い」なんて信じ込んでいる私は、岩・羊・麦の真ん中に迷わず配置。「いいところを抑えられたのでは?」と内心ホクホクしております…!(←安易)
作戦としては麦の港まで陣地を伸ばして、麦の貿易王になること…!
最長交易路作戦が大好きな身としては、街道建設のために必要となる土と木が手に入れづらそうなのは若干の不安点です。
他プレーヤーの拠点も少しご紹介しましょう。
まずオレンジのなっちゃん
(某ジュースではありません)。
彼女は交渉が難しい都市開発系女です。
今回彼女も麦まみれになりそうですね…。
そして白のいっくん
はいつも港に向かいがちな男です。
彼も6と8を抑えに行っています。
今回は資源潤沢な勝負になりそうです。
ゲームスタート
いよいよゲームスタート!
序盤から8がよくでて、早速麦祭りです。
なっちゃん
が7を4連続で出すという奇跡的な事態により、盗賊も大忙しです(7が出たら盗賊が動かせる。盗賊のいる資源場は資源供給が停止する)。
ゲーム中盤、なっちゃん
はどんどん発展カードを引いていきます。
伏せられたカードはなんだろう…騎士かな、1ポイントかな…と考えると恐ろしいです。
いっくん
は早々に海へ向かい、港を獲得したようです。
遅れて私も麦港をゲット。
この時点でのポイントは、
- 筆者
(青):最長交易路・開拓地1つ・都市2つ 合計7ポイント - いっくん
(白):開拓地4つ 合計4ポイント - なっちゃん
(オレンジ):開拓地2つ・伏せた発展カード3枚 合計?(2ポイント以上)
この時点では私が大きくリード。
しかしまだまだわからないのがこのカタンというゲームです。
デッドヒート
ゲーム後半時点での状況は以下の通り。
- 筆者
(青):開拓地1つ・都市3つ+最長交易路 合計9ポイント - いっくん
(白):開拓地1つ・都市3つ+伏せた発展カード1枚 合計7+ポイント - なっちゃん
(オレンジ):都市3つ+伏せた発展カード4枚 合計6+ポイント
私
はこのまま都市建設してゴール!というシナリオを思い描いていました…。
しかしいっくん
がは突如、街道建設に注力しはじめ、最長交易路を奪われそうな展開に!
伏せた1枚の発展カードが1ポイントだとすると最長交易路を奪われた瞬間負け確定です。
なっちゃん
は都市化が完了しているのに鉄を集めているところを見ると、どうやら発展カードで勝つ作戦のようです。
伏せた発展カードが4枚になった時点で発展を辞めて街道を伸ばし始めたので、「発展カードで3ポイント作れて現在合計9点。開拓地建設でゴール」という道筋なのでは??だとしたら非常にマズい!
私は1ポイントカードも騎士カードも持っていないため、
- 最長交易路を死守しつつ都市化を目指す
- 発展でポイントを引く
の、2通りの勝ち方しかなさそうです。
1ポイントカードが本当に2枚出ているとすると、山に残るポイントカードは3枚。山札には17枚のカードが残っているので、1ポイントを引ける確率は2割以下。
しかも私は鉄と麦を取りやすい初期配置で、麦港も持っているため、1番の戦略で勝利を目指すことに。
このままいっくん
が最長交易路をとるのか、なっちゃん
が開拓地を建設するのか、はたまた私
が都市化するのか…。
果たしてどうなるのでしょうか…。
結果発表
結果、いっくん
が最長交易路を獲得。
しかも1ポイントカードを持っている!とのことでいっくん
が見事勝利をおさめました!
ちなみに私
は最長交易路を持ち続けていればあと1ポイント、そしてなっちゃん
は実は最大騎士力と1ポイントを持っていたらしく、同じくあと1ポイントという接戦でした。
なっちゃん
、なんという引きの強さでしょうか…。
振り返り
今回もっとも悔しかったのは最長交易路をとられてしまったことです。
勝者のいっくん
は、
「勝つためには絶対に最大騎士力か最長交易路が必要だと思っていて、自分の制圧してる資源のリソース的に、途中からばれないように交易路じわじわ伸ばしてた。」
とのこと。
なっちゃん
は私に道をふさがれてからは即座に最大騎士力を取りに行く作戦に切り替えていましたが、いっくん
が1枚上手だったようです。
振り返って思いつく敗因が2つあります。
①初期配置が最長交易路作戦に向いていなかった
私
は土を手に入れられるのが、中盤に港に建てた開拓地に面する2の土しかなく、資源が集めにくかったのが敗因の一つでしょう。一方のいっくん
は土と木を集めやすい配置でした。
初期配置的に、羊・岩・麦が取りやすかったので、最大騎士力を狙っても良かったかもしれません。
②いっくん
が交易路を伸ばすのを妨害できなかった
彼のプレー癖として海岸沿いを開拓しがちなので、いつも3人でプレーすると誰にも邪魔されず街道を伸ばしています。
カタン終了後には反省会が開かれがちです(笑)
結局この日は2ゲームを5時間かけて行い(長い)、結局どちらとも負けという、悔しい結果となりました。
今後もカタン達人への道は続きます…。
次回は広大な宇宙を開拓します!